日本と中国のGDPとPPPなど

「米国債の放出」は中国の切り札にならない、先に倒すべき相手は「日本」

Record Chinaに中国は日本を先に倒すべきという趣旨の記事がありました。個人的には中国人の友人も多く、上海は好きな都市のひとつで、夏王朝から始まる中国の歴史にも興味があり、中国のことは好きだったりします。今回のエントリーは、数字上の話ということで。

実質的に中国のGDP(国内総生産)は日本のGDPを追い抜きました(測定の仕方にもよりますが)。GDPはその国の経済規模を推し量るには確かに有効ですが、本当に大切な数値は一人あたりのGDPを示すPPPです。

2008年の数字ですが、日本のGDPは4兆9,106億ドル、一方中国のGDPは4兆4,016億ドルです。一方、日本のPPPは34,115ドル、中国は5,962ドルです。GDPの数字はほぼ一緒ですが、一人あたりの生産量は6倍~7倍もの差があります。

PPPは日本・中国の平均月収にも反映されていて、日本人の平均月収は314,000円、中国人の平均月収は46,200円です。物価の違いがあるので、一概には比較できませんが、中国は現在の経済規模を5倍くらいまで大きくしないと、国民の平均的な所得は日本と同じ水準にはならないと考えてもよいと思います。

中国のGDPが5倍になるには、中国の毎年の経済成長率を単純に10%と定義しても、最短で20年くらいはかかる計算になります。GDPではなくて、PPPをみないと本質的な国の豊かさは計れないと個人的には考えていますが、如何でしょうか。GDPベースで倒すとか倒さないとかいう議論をするのは意味がないかと。。。

中国人への評価は、中国経済に対する嫉妬や羨望も多分に含まれている気がします。リーマンショック以降のアジア・世界の経済は中国の内需によって支えられている一面があるので、友愛などではなく、現実に即した友好関係を構築すべきですね。

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